女性の髪の悩み

髪のダメージケアはシャンプーの選び方が重要!原因を知って効果的に対策しよう

女性のヘアケアシャンプー

ヘアケアに気を付けているつもりでも、さまざまな要因によって髪はダメージを受けてしまうもの。枝毛や切れ毛、髪のきしみ等に悩まされている方も多いのではないでしょうか。髪にダメージが蓄積すると、いつも使っているシャンプーやコンディショナーでは、対処しきれなくなる可能性もあります。そこで、この記事では髪のダメージの原因を解説したうえで、その対策やダメージヘアにおすすめのシャンプーをご紹介します。

 

日常生活に潜む髪のダメージの原因

多くの女性が悩まされている髪のダメージの原因は、日々の生活の中に潜んでいます。ダメージヘアを改善して健康的な美しい髪を取りもどすために、まずはどのような原因があるのか知っておきましょう。

 

ヘアカラーやパーマ

度重なるヘアカラーやパーマには要注意です。ヘアカラーやパーマの薬剤が髪内部への浸透を繰り返すと、髪の保護を担う「キューティクル」が徐々に損なわれ、最終的には剥がれてしまいます。その結果、無防備になった髪は枝毛ができやすく、潤いのないパサついた質感になってしまうのです。また、薬剤は毛根の中にまで入り込み、髪の元となる「毛母細胞」を傷つけてしまうこともあります。毛母細胞がダメージを受けると、健康的な髪の毛の成長が阻害されてしまいます。

 

紫外線による日焼け

紫外線による日焼けも、髪のダメージに繋がります。紫外線を浴び続けると、髪の主成分であるタンパク質が変性して髪が弱くなってしまうほか、頭皮のターンオーバーが乱されて乾燥し、肌荒れしてしまいます。また、紫外線にはキューティクルを剥がれやすくさせる作用もあり、キューティクルを失った毛髪からはタンパク質が流出して毛髪内部の空洞化が進みます。その結果、枝毛や切れ毛が発生しやすい状態になってしまうのです。

 

シャンプーの成分やブラッシングによる摩擦

シャンプーの成分やヘアケア方法もダメージの原因になります。市販のシャンプーには、石けん系の界面活性剤を含むものがあります。この物質は強い洗浄力を持つため頭皮に必要な皮脂まで除去し、頭皮の乾燥や髪のパサつきを促してしまうのです。

また、シャンプーのすすぎ残しは頭皮トラブルを招き、毛根部に炎症を起こすことがあります。炎症を起こした毛根は髪を正常に成長させることができなくなるため、くせ毛等にも繋がります。さらに、過度なブラッシングや濡れた髪へのブラッシングも摩擦でキューティクルを損傷させ、髪の保水力の低下を引き起こしてしまうので要注意です。

 

ドライヤー・ヘアアイロンの熱

ドライヤーやヘアアイロンの熱も、美髪の大敵。髪の毛は、熱によって急激に乾燥するとキューティクルが剥がれやすくなります。また、髪の限度を超える温度の熱を当て続けるとタンパク質が変性して髪内部に空洞ができ、パサつきや枝毛、抜け毛の原因になってしまうのです。高温のヘアアイロンを繰り返し使うとキューティクルが溶けてしまうことも。キューティクルは一度傷つくと修復が難しいため、熱には十分に注意しましょう。

 

頭皮環境の悪化

頭皮環境の悪化が髪へ深刻なダメージを及ぼすこともあります。頭皮の健康状態を保つためには、常在菌・皮脂・肌質の3つのバランスが、程よく釣り合っていることが大切です。しかし、乱れた生活習慣や不衛生な頭皮状態が続くとこのバランスが崩れ、頭皮トラブルが発生。頭皮の炎症や頭皮ニキビなどが引き起こされるほか、健やかな髪の成長が妨げられ薄毛等の原因にもなります。

また、汗や蒸れにも注意が必要です。大量の汗が頭皮にたまると細菌が繁殖し、頭皮循環を悪化させてフケやかゆみに繋がります。

なお、夏のレジャーシーンで海水浴やプールに行くときは要注意です。海水の塩分は髪のタンパク質成分「ケラチン」を溶かし、髪や頭皮の水分を奪います。また、プールの塩素は皮脂成分を除去するため、頭皮を乾燥させて髪のパサつきを引き起こしてしまうのです。

 

ダメージヘアに相性のいいシャンプーの選び方

このように、ダメージヘアにはさまざまな原因があります。受けてしまった髪のダメージを補修するために、髪の状態に合ったシャンプーを選びたいものです。そこで、ダメージヘアにおすすめのシャンプーをご紹介します。

 

傷んだ髪にはアミノ酸系がおすすめ

ダメージを受けた髪には、「アミノ酸系」のシャンプーがおすすめです。アミノ酸系シャンプーは、皮膚と同じ弱酸性なので頭皮への刺激が弱く、髪や頭皮をやさしく洗い上げるのが特徴です。また、ダメージを受けた髪に吸着して浸透し、保湿するトリートメント効果があるため、乾燥してパサついた髪に潤いを与えてくれます。さらに、アミノ酸系シャンプーには天然香料が使用されていることが多いので、穏やかで自然な香りを楽しめるのも魅力のひとつです。

 

シャンプー選びの注意点

先ほど、石けん系の界面活性剤が入ったシャンプーは洗浄力が強くて頭皮の乾燥や髪のパサつきを促してしまうと紹介しました。もう一つ、アミノ酸系より洗浄力が強いシャンプーがあります。それは「硫酸系」の成分を配合したシャンプーです。この成分は泡立ちが良く洗浄力が強い反面、頭皮に必要な皮脂を取りすぎてしまうことがあります。そのため、長期間使い続けると頭皮が乾燥し、抜け毛等が発生してしまう恐れがあるのです。また、洗浄力の強さは髪や頭皮への刺激にも繋がるため、傷んだ髪や頭皮トラブルがある状態で使用すると、さらに悪化させてしまう可能性があります。

 

ヘアダメージを防ぐためには?

髪には自己修復機能がないため、ダメージを未然に防ぐことも大切です。そこで、ここからはヘアダメージを防ぐ方法をご紹介します。普段の生活に気軽に取り入れられるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

 

カラーやパーマ後のケア

ヘアカラーやパーマを施した髪には、適切なアフターケアを行いましょう。ヘアカラーやパーマを施した直後の髪の毛はキューティクルが開き、髪内部の潤いやタンパク質が流出しやすい状態です。少なくとも1日間はシャンプーを用いた洗髪を避けましょう。さらに、キューティクルを守るために高温のドライヤーも避けたほうが無難です。

 

紫外線ダメージの予防

紫外線対策には、つばの広い帽子を被ったり、日傘を差したりすることがおすすめです。特にUVカット効果のあるものを選ぶと、紫外線からしっかり髪を守ることができます。

さらに、髪用の日焼け止めを併用するとより効果的です。その際、髪の毛だけではなく頭皮にもきちんとつけることがポイント。紫外線は1年中降り注いでいるため、冬場でも油断せずに紫外線対策を行いましょう。

 

正しいシャンプーやブラッシングの方法

最後に、髪のダメージを防ぐ正しいシャンプーやブラッシングの方法をご紹介します。

<正しいシャンプーの仕方>

  1. 予め、手ぐしやブラッシングで髪のもつれをときます。
  2. 髪と地肌をしっかり濡らし、シャンプーを泡立ちやすくさせます。
  3. 地肌を指先でマッサージするように洗います。この際、隅々まで泡が行き渡るよう心掛けましょう。
  4. すすぎ残しのないよう、しっかりとすすぎます。
  5. コンディショナーを髪全体に馴染ませたら、少し時間をおいて十分にすすぎます。
  6. 髪の毛同士をこすり合わせないように、タオルでやさしく叩きながら水気をふき取ります。

なお、ブラッシングの際には力を入れ過ぎないように注意しましょう。また、髪の傷みを防ぐためには、柔らかく静電気の起こりにくい天然毛ブラシがおすすめです。

また、トリートメントをつけたまま長時間湯船に浸かることもおすすめできません。長く放置すると、トリートメントが直接頭皮についてしまうことで毛穴が詰まり、頭皮トラブルの原因にもなり得ます。

 

まとめ

髪へのダメージを未然に防ぐためには、日頃から適切なケアを行うことが大切です。髪の状態に合ったシャンプーを活用しながら、毛髪のケアと同時に髪の土台である頭皮環境の改善を目指し、美しく健康的な髪を手に入れましょう。

この記事の監修専門家
毛髪診断士
江波戸 恵美
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