女性の髪の悩み

女性の髪がボリュームダウンする原因とボリュームアップさせるヘアケア方法

女性が気になる髪の毛・頭皮トラブル

薄毛は男性だけの問題ではありません。女性の髪の毛もボリュームダウンすることがあります。

ここでは、女性の髪の毛がボリュームダウンする理由と、その対策について解説します。

 

女性の髪がボリュームダウンする原因

髪の毛がダメージを受けること自体が、慢性的な薄毛を招く理由になるわけではありません。しかし、頭皮環境の悪化にともない、切れ毛や抜け毛、髪の毛のボリュームダウンが起こる可能性は十分に考えられます。頭皮の環境が悪化する原因についてみていきます。

 

ドライヤーのかけ方が間違っている

洗髪後、髪を乾かさずにいると頭皮の雑菌が繁殖しやすくなり、フケや臭いの原因となります。また、外的刺激から髪の毛を保護するキューティクルは、濡れた状態のままだと傷みやすく、はがれやすくなります。ドライヤーを使って、髪の毛を乾かすことは、頭皮にも髪のケアでも重要です。

また、ドライヤーのかけ方が間違っていると、頭皮の乾燥や髪の毛のダメージを招く可能性があります。頭皮から20cm以上離したり、一箇所に長時間当てないようにしたり、使い方に気をつけましょう。

 

紫外線が与える頭皮への影響

肌に悪影響を与える紫外線は、頭皮と髪の毛にもダメージを与えます。紫外線により頭皮は乾燥。さらに髪の毛を構成するタンパク質(アミノ酸)が酸化し、システイン酸という物質に変性することで、ダメージを受けてしまいます。髪の毛が濡れた状態で紫外線を受けた場合は、より大きなダメージが加わります。変形したタンパク質は元に戻らず、髪の毛は痛んだままになってしまいます。頭皮や髪を守るためにも紫外線対策は必須と言えるでしょう。

 

シャンプーが合っていない

洗浄力の高すぎるものを使い頭皮に負担がかかったり、髪質と合わないものを使っていたりする場合もまた、リスクが大きくなります。頭皮や髪の毛に悩みやトラブルがある場合は、毎日使うシャンプーを見直すとよいでしょう。

 

縮毛矯正やカラーリング、ストレートパーマ

カラーリングやストレートパーマ、縮毛矯正などの施術は、おしゃれを楽しむ女性にとって非常に大切なものですね。しかし髪の毛に強い熱をあてたり、薬剤を使って染色したりするため、頭皮や髪の毛には大きいダメージを与えることに…。

現在は髪の毛にやさしい施術も増えていますが、短期間での施術をくり返すことで、頭皮や髪を傷めるリスクを高める要因となります。期間を空ける、美容師に相談するなどして、負担のかからないヘアスタイリングを心がけましょう。

 

睡眠の質や日常のストレスにも注意

過度のストレスや睡眠不足は、新陳代謝の低下を招きます。髪の毛もまた新陳代謝によって、生まれ変わっているため、新陳代謝が乱れると、生え変わりのサイクルも乱れる原因となり、健康な髪の毛がつくられにくくなります。

人間は寝ているときに多くの成長ホルモンを出します。この成長ホルモンは、頭皮ダメージの修復や、髪の成長も促しています。良質な睡眠を確保できないと、以下のような悪循環を招きます。

成長ホルモンがうまく分泌されない
毛根に十分な栄養が行き渡らなくなる
頭皮環境が悪くなる

 

更年期による女性ホルモンの減少

髪の毛を美しく豊かに保つためには、女性ホルモンのエストロゲンが関わっています。エストロゲンの分泌量が正常な状態だと、髪の毛は減りにくくなります。女性よりもエストロゲンの分泌量が少ない男性に、よく薄毛が見られるのはこのためです。

加齢によるエストロゲン量の低下を、完全にくい止めることはできません。しかし、ホルモン補充療法などを行うことで、 エストロゲンの分泌量を調整することはできます。

 

薄毛・抜け毛を抑えるおすすめの対策方法

これらの原因に対抗するにはどのようにしたらよいのでしょうか。

 

食生活を見直す

髪は普段の食事で摂る栄養素からつくられるため、まずは食生活を見直しましょう。美髪に重要な女性ホルモン、エストロゲンと似た構造を持つ、イソフラボン(大豆などによく含まれる)の摂取はおすすめです。

また、髪の毛の主成分はタンパク質なので、良質なタンパク質(アミノ酸)を含むチーズ類、またこの生成に関わる亜鉛を含んだ食品(あさりなど)を積極的に摂っていきましょう。頭皮を健康な状態に保つビタミンAも有効です。

ちなみに「海藻類を食べると髪の毛が生えてくる」という話がありますが、これは都市伝説です。しかし、海藻類に豊富に含まれているミネラル類は、髪の毛や頭皮を健康な状態にするために役立ちます。

 

規則正しい生活習慣を送る

規則正しい生活習慣は、健康だけでなく美髪をつくることにも役立ちます。

過剰な食事制限によるダイエットを行った場合、髪の毛に栄養がいきにくくなるので注意が必要です。髪の毛は生きるために必須の部分ではないため、栄養摂取量が減少すると、臓器などに優先的に栄養が回されてしまいます。食事制限によるダイエットは控え、運動を取り入れながら健康的に痩せるようにしましょう。

また、良質な睡眠をとることは、ホルモンバランスを整え、頭皮環境を整えることに役立ちます。髪の成長を促す成長ホルモンの分泌は、入眠直後のレム睡眠時にもっとも活発になると言われています。布団に入ってからすぐに深い眠りにつけるよう、寝る時間を一定にしたり、寝る前にスマホを見たりしないようにしましょう。

ストレスから身を遠ざけることも重要です。好きな趣味に没頭する、適度な運動をこなすなど、自分に合ったストレス解消方法を身につけ、ストレスをためないように努めましょう。

 

頭皮に負担をかけない洗髪方法を行う

シャンプー選びと同じくらい大切なのが、正しい洗髪方法を行うことです。以下手順をご紹介します。

髪の毛をぬらす前に、髪の毛をブラッシングして汚れやほこりをとる。特に毛先をしっかりほぐす。無理やりからまりを取ると、髪と摩擦を起こしダメージになるので、丁寧にやさしく梳かすこと。
シャワーを36~40℃くらいのぬるま湯に設定し、髪の毛や頭皮に2分ほどあて、予洗いする。
シャンプーは地肌を意識してしっかり泡立てる。手の平にシャンプー剤をなじませて、地肌をなでるように空気を入れながらキメの細やかな泡を作る。泡ができたら、指の腹を使って下から上に、やさしい力加減でもみ洗いする。
生え際・耳上・えりあしが、キュッキュというまでしっかりすすぐ。
タオルドライは摩擦が起こらないよう、髪が短い人は、地肌をくしゅくしゅとさせて、髪が長い人はタオルで挟むようにして水分を取る。ドライヤーは頭皮から20cm以上離し、上から根元を意識してあてる。

 

薄毛・抜け毛予防には育毛剤を使用

育毛剤を使って、抜け毛を予防していくことも一つの方法です。

育毛剤には頭皮環境を整えるものや、頭皮の血行を促進するものがあります。現在の頭皮・髪の毛の状態にあったものを選びましょう。

育毛剤は医薬部外品に分類され、健やかでコシのある髪を育てる頭皮環境に整え、抜け毛を予防する効果が期待できます。ボリュームが気になり始めたら、育毛剤をヘアケアに取り入れて将来の美髪を目指しましょう。

 

まとめ

薄毛の原因と日常生活や洗髪方法での対策についてご紹介しました。どれか一つの原因が、薄毛や髪のボリュームダウンにつながっているわけではなく、複数の原因が重なって、結果として抜け毛の原因となっている場合もあります。

・日常生活の見直し

・毎日使うシャンプー

・洗髪方法

まずは、それぞれを振り返り、頭皮に負担がかかっていないか確認するとよいでしょう。

この記事の監修専門家
希翠 セラピスト / 毛髪診断士
田邊 未奈美
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