女性の髪の悩み

女性の抜け毛の原因と頭皮のケア対策・薄毛予防のためのシャンプー方法

女性が気になる髪の毛・頭皮トラブル

女性の薄毛・抜け毛は、年代によってその原因が違ってきます。どのような髪のケアやシャンプー、育毛剤を選べばいいのかをご紹介していきます。また、健康な髪の毛にするための対策についても触れながら、病院で治療を受ける場合についても見ていきましょう。

女性の薄毛・抜け毛の原因とは?男性とは違うの?

抜け毛や薄毛の原因は、男性も女性も生活習慣が影響することがありますが、女性特有のホルモンバランスの乱れを原因とした抜け毛もあります。女性の薄毛・抜け毛の主な原因について紹介します。

 

頭皮の乾燥

頭皮が乾燥すると、フケやかゆみといった症状だけでなく、抜け毛や薄毛の原因となります。これらは、

○遺伝的な体質
○不規則な生活やストレス
○頭皮疾患
○シャンプーが合わない
○間違った洗髪方法

などによっても起こります。また、パーマやヘアカラーの薬剤の刺激によって引き起こされることもあるので注意が必要です。

 

病気ではない女性の脱毛症「FAGA」

男性ホルモンの影響で起こる男性のAGA(男性型脱毛症)とは違い、FAGA(女性男性型脱毛症)は女性ホルモンの減少が主な原因です。女性特有の原因で起こるため、症状にも違いがあります。
生え際付近のラインは変化せず、髪全体で抜け毛が増えてくるのが特徴。また、頭頂部付近が透けて見えるようになることも。閉経を迎える40代以降の女性に特に多く60歳以降では誰にでも起こりうる症状で、病気ではありません。

 

過度なダイエットやストレス

女性にとって、ダイエットは永遠のテーマ。プロポーションの維持のために過度なダイエットを行う人も多いのではないでしょうか。
しかし、髪の薄毛や抜け毛が目立ってきたら、ダイエットによる栄養不足や偏りが原因かもしれません。くれぐれも食事を極端に制限するような過度なダイエットは控え、食事はバランスよく摂ることをこころがけましょう。
また、日々の生活を送る中でのストレスの影響も忘れてはいけません。ストレス自体をなくすことは難しいことですが、ストレスをためすぎないように、適度な運動や趣味の時間を楽しむなど、こまめに発散していくようにすることが必要です。

 

パーマやカラー剤などを使ったヘアケアのしすぎ

女性は男性よりも美容室や自宅でカラーリングやパーマ、市販のヘアカラーを使ったヘアケアをする機会が多く、それらの刺激が原因で抜け毛や薄毛を招いている場合もあります。
これらの薬剤の多くは、アルカリ性のものが一般的です。弱酸性の頭皮に対し、刺激が強すぎる場合もあり、炎症などが起こる可能性があるのです。また薬剤のすすぎ残しも、頭皮へのダメージになるので、染めた後はしっかりと洗い流しましょう。

 

女性の抜け毛は20代・30代・40代によって原因が変わる

女性は年代別で抜け毛の原因が異なります。原因によって薄毛対策もそれぞれ違いがあるので紹介します。

 

若い女性に多く見られるようになった若年性脱毛症

若い人の脱毛症は生活習慣やストレスなどによるものが多く、「若年性脱毛症」といわれています。原因として考えられるのは、

○無理なダイエットやストレス
○不規則な生活習慣
○スタイリング剤の使い過ぎ

などがあげられます。

 

出産後のホルモンバランスの乱れや更年期における抜け毛

30代は結婚や妊娠・出産を経験する人が多くなる年代です。そのため、妊娠・出産による「分娩後脱毛症」も増えると考えられます。出産後に髪の毛が抜ける脱毛症は、女性ホルモンのバランスが乱れることによって起こります。
妊娠中は女性ホルモンの分泌が増えることにより毛周期の成長期の期間が長くなるため、妊娠中では本来は抜ける毛が抜けにくくなり、出産を終えると女性ホルモンが元の分泌量に戻るため、妊娠中にとどまっていた毛がまとまって抜けます。出産後6ヶ月位は抜け毛が続きますが、約1年で徐々に元の脱毛の量に回復します。
また、40代以降、閉経をむかえると更年期障害の症状として抜け毛が起きることがあります。女性の更年期に差し掛かり、女性ホルモンの分泌量が減ることで、FAGA(女性男性型脱毛症)が引き起こされます。ホルモンバランスの崩れから髪全体に抜け毛が増える、頭頂部が透けてきたらFAGAの可能性があります。

 

薄毛対策・抜け毛予防に効果的!おすすめのケア方法とは

正しいシャンプーの仕方や、生活習慣の改善など、薄毛対策・抜け毛予防におすすめのヘアケア方法について紹介していきます。

 

髪の毛を健やかに保つ正しいシャンプー方法の実践

正しいシャンプー方法を実際に実践してみましょう。

○1.シャンプーの前に、乾いた髪をブラッシングして汚れを浮かせたり、毛の絡まりをとかしましょう。38度前後のぬるま湯のシャワーで、髪と頭皮全体をしっかりと濡らし予洗いします。
○2.シャンプー液を手のひらの上でこすり合わせて、十分に泡立てたのち頭皮になじませましょう。
○3.指の腹を使い、爪を立てないようにして優しく円を描き、小刻みにマッサージしながら洗います。
○4.頭皮に38度くらいのぬるま湯でシャワーをあて、泡を1分以上しっかり流し、すすぎ残しがないように気をつけます。
○5.2度洗いをするときも同様にします。洗髪後にコンディショナーやリンスをする際には、頭皮にはつけず頭髪につけていきます。すすぎはしっかりと行いましょう。

洗髪後に髪を濡れたまま自然乾燥することは、雑菌の繁殖を招くことがあります。ドライヤーを使って、きちんと乾かします。頭皮から20センチ離してドライヤーの風をあてていきますが、一ヶ所にあてすぎないように気をつけ、かけていきましょう。頭頂部から毛先に向かってかけると、髪の毛のキューティクルが閉まって艶のある仕上がりになります。

 

頭皮にやさしいシャンプーを使う

シャンプーは洗浄成分の種類によって、大きく分けて3種類あります。その中で頭皮にやさしいといわれるのはアミノ酸系シャンプーです。石油系の高級アルコール系シャンプーや石鹸系シャンプーと比べると、洗浄力は低くなりますが、刺激が少なく頭皮や髪にマイルドです。必要な皮脂を取りすぎることがないので、頭皮の潤いを守ることができます。

 

睡眠時間の確保や食生活の改善

規則正しい生活習慣を送る上で、睡眠時間の確保や栄養バランスのとれた食生活を送ることはとても重要です。入眠後の3~4時間後は、ゴールデンタイムと言われ成長ホルモンの分泌が多い時間帯といわれています。良質な睡眠をとるにはこの時間帯を確保できるようにしっかりと眠ることが大切です。
また、食事にも気をつけましょう。栄養バランスがとれたメニューを3食きちんと食べるように心がけ、髪の成長や健やかな頭皮環境に欠かせない、栄養素をきちんと摂取しましょう。

 

頭皮環境を保つ育毛剤の選び方と使い方

育毛剤は発毛効果がないので、頭皮環境を整える目的で使うようにします。また、育毛剤の効果は、人によって異なるため、体質に合った育毛剤を選ぶことが大切です。市販品は値段によって成分がさまざまです。刺激が強いアルコール成分配合の育毛剤は頭皮を傷める可能性があるので控えましょう。敏感肌、乾燥肌の場合は、ノンアルコール、無香料、無添加などがおすすめです。

 

抜け毛が気になり始めたら病院で治療を

抜け毛の量が気になり始めたら、専門のクリニックに相談するといいでしょう。まず、今の薄毛や抜け毛がどういう状態なのか、育毛剤だけで改善につながるのかを医師に相談することができ、対処法についても聞くことができるので、安心して治療を受けることができます。

 

まとめ

女性の抜け毛や薄毛には様々な原因があります。その中でも年齢や男性との違いについてみてきました。原因別にそれぞれの対処法を行い、頭皮環境の改善を目指しましょう。

この記事の監修専門家
エステティシャン、スキンケアマイスター、毛髪診断士、サロンオーナー
山口 史恵
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