男性の髪の悩み

スカルプシャンプーの特徴と効果|男性の頭皮環境を整えるおすすめのヘアケア

男性のヘアケアシャンプー

「スカルプシャンプー」とは、頭皮ケアを重要視して作られたシャンプーです。この記事では、スカルプシャンプーの意味とその使い方に注目して解説していきます。

 

スカルプシャンプーと普通のシャンプーの違い

私たちはシャンプーというと、「汚れや臭いを落として髪を美しく保つもの」という印象を持ちます。しかし、英語で頭皮(scalp)を意味するスカルプシャンプーは、頭皮のことを考えて作られたシャンプーのことを指し、髪の美しさを保つためのシャンプーとは方向性が少し異なります。

 

男性の悩みである薄毛やフケ対策に効果的!

では、スカルプシャンプーとはどんな人向けに開発された商品なのでしょうか。

よく、「育毛シャンプー」と銘打って販売されているシャンプーがありますが、スカルプシャンプーはこの育毛シャンプーとほぼ同じものとして捉えられています。

どちらも頭皮の乾燥を改善してフケやかゆみ、抜け毛・薄毛などの悩みを緩和するとともに、次に生えてくる髪が健やかに育つよう、頭皮の状態を整えるために作られています。

また、育毛剤が浸透しやすい状態に頭皮を導くのに役立つため、育毛剤と一緒に使用するのもおすすめ。抜け毛・薄毛というと、男性特有の悩みというイメージがありますが、近年は女性の間でも同様の悩みが増えています。

そのため、男女を問わず頭皮環境を考えたヘアケアが重視されるようになってきており、スカルプシャンプーにも女性専用の商品や、男女兼用で使える商品が多く登場しています。

 

育毛ケアにおすすめ!スカルプシャンプーの選び方

スカルプシャンプーの正しい選び方についても見ていきましょう。

 

界面活性剤の違いに着目する

頭皮環境を改善するために、多くのスカルプシャンプーでは保湿に重点を置いて作られています。シャンプーの主成分は水と界面活性剤ですが、スカルプシャンプーの場合は洗浄力があまり高くなく、肌と同じ弱酸性で皮脂を適度に残しながらやさしく洗いあげるアミノ酸系界面活性剤が使われることが多くなっています。

商品の成分表示に、以下のような名前があればアミノ酸系シャンプーです。

・ココイルグルタミン酸ナトリウム
・ラウロイルメチルアラニンナトリウム
・ラウロイルサルコシンナトリウム
・ラウロイルグルタミン酸ナトリウム
・ココイルメチルアラニンナトリウム

これに対し、スーパーやドラッグストアで比較的安価に売られているシャンプーの多くは、高級アルコール系と呼ばれる以下のような界面活性剤成分を配合しています。

・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウレス硫酸ナトリウム
・ラウリル硫酸アンモニウム

これらは石油系の合成成分で、泡立ちがよく洗浄力も高いことで知られています。しかし、乾燥などから頭皮を守るために必要な皮脂を奪いすぎてしまうおそれがあるので、頭皮環境の改善を目的とする場合は避けたほうがよいでしょう。

このほかにも、昔ながらの環境にやさしい石けんを主成分に作られた石けん系シャンプーというものもありますが、洗浄力が高いうえにアルカリ性なので、洗い上がりの髪がきしむ・ごわつくなどの特徴があります。

 

頭皮を健やかに保つ成分で選ぶ

また、頭皮を乾燥から守る保湿成分や、頭皮の血流を促す成分、フケ・かゆみを抑える抗炎症成分などが含まれている商品もあります。好みや目的に合わせて、こうした成分に注目するのもよいでしょう。

<保湿成分>
グリセリン、BG(1,3-ブチレングリコール)、ヒアルロン酸、ヒオウギエキス、海藻エキスなど

<血行促進成分>
センブリエキス、トウガラシエキスなど

<フケ・かゆみを抑える成分>
グリチルリチン酸ジカリウム、メントールなど

<消臭成分>
イラクサ、緑茶エキスなど

 

スカルプシャンプーの効果的な使い方

ここからは、スカルプシャンプーの効果的な使い方について見ていきましょう。

 

よく泡立ててから使用する

頭皮ケアのためには、シャンプー剤を頭皮に直接つけたりせず、あらかじめ手のひらなどでよく泡立てて使うことがポイントです。アミノ酸系の界面活性剤は高級アルコール系と比べるとやや泡立ちにくいため、適量の水と空気を含ませながら、泡立てネットなどを使いしっかりと泡立てましょう。

 

力の入れすぎに注意

頭皮によいシャンプーを使っているのであれば、指の腹を使って丁寧に洗うことを意識しましょう。とくにフケやかゆみがある場合は、頭皮全体をマッサージするようにやさしくもみほぐしましょう。

かゆい部分があっても、爪を立てて洗うようなことは避けてください。頭皮をひっかくとそこから乾燥が進み、頭皮トラブルが起きる可能性があります。

 

シャンプー後はしっかりすすぐ・乾かす

シャンプー後のすすぎも大切です。「スカルプシャンプーを使っているのに、頭皮のかゆみがとれない」という人は、洗い流しが足りず、頭皮にシャンプーの成分が残ったままになっていることも原因の一つに考えられます。

もちろん単純にシャンプーが合っていないという可能性もありますが、すすぎ残しは頭皮トラブルを起こす要因の一つ。

頭皮に残ったシャンプー剤は雑菌を増殖させるエサとなります。特に耳裏の付け根や生え際、襟足など、シャンプー剤が残りやすい箇所は念入りにすすぐことを意識しましょう。

洗髪後はしっかりと乾かすことも重要です。髪や頭皮に湿気を残したままだと雑菌が繁殖し、かゆみや臭いの原因となるからです。

また、濡れた髪の毛はキューティクルが開いたままの状態なので、枕に押し付けるなどして摩擦が生じると髪の毛が痛み、そのまま寝てしまうことで寝癖がつきやすくなります。

男性の場合、「髪の毛が短いから自然乾燥にしている」という人も多いことでしょう。しかし、すでに説明したとおり、生乾きの頭皮は雑菌の増殖を招いて嫌な臭いの原因にもなります。

また、頭皮が冷えて血流が悪くなる可能性もあります。栄養を運んでくれる血液の流れが悪くなると、頭皮環境に悪影響を及ぼすため、薄毛やフケの予防のためにも、お風呂上がりは必ず早めに乾かしてください。

ドライヤーは、まず清潔なタオルで髪の水分をよく拭き取ってから使用します。根元から乾かすことを意識しながら、20cm以上離してドライヤーを当てるようにしましょう。

また、同じ箇所にドライヤーを当て続けると頭皮や髪が傷つく原因になりますので、熱が均一にいきわたるようにドライヤーを動かしながら乾かしてください。

 

まとめ

スカルプシャンプーは、頭皮環境を整えることを目的としたシャンプーです。現在は「スカルプシャンプー」というと、アミノ酸系のシャンプーを指すことが多いでしょう。

アミノ酸系シャンプーは弱酸性で頭皮に必要な皮脂を守りながら洗うことができ、育毛ケアの一助となるものです。

頭皮の状態にあったシャンプーを選び、正しい使い方を心がけましょう。頭皮の状態が改善すれば、フケやかゆみ、抜け毛・薄毛などの悩みの改善にもつながります。じっくり、気長に取り組んでみましょう。

この記事の監修専門家
Aura代表 毛髪診断士 / JHSA認定講師
谷平 達昭
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