抜け毛・薄毛の基礎知識

抜け毛はストレスが原因?髪の毛を回復させる5つの対策方法

抜け毛・薄毛の原因と対策

ストレスによる抜け毛は、老若男女問わず誰にでも起こりうるもの。この記事では、ストレスによる抜け毛のメカニズムと、抜け毛を解消する方法について詳しく見てみましょう。

ストレスと抜け毛の関係とは

抜け毛はヘアサイクルの乱れによって起こります。ヘアサイクルとは、成長と脱毛をくりかえす毛髪の周期のことで通常、成長期・退行期・休止期の3つの時期に分かれます。ヘアサイクルは、およそ4~6年の期間をかけて一巡します。

ヘアサイクルの中でも一番長い期間が成長期で、一般的に2~6年とされています。ヘアサイクルが乱れて成長期の期間が短くなってしまうと、髪がしっかりと成長しきれないまま退行期・休止期に移行するため、抜け毛が多くなります。

ヘアサイクルが乱れる原因のひとつがストレスです。ストレスが溜まると、血流をコントロールする自律神経が乱れて血管が収縮します。すると血行不良が起き、毛母細胞に届けられる栄養が不足して髪が成長しにくくなります。また、強いストレスによってホルモンバランスが乱れることも抜け毛の原因になります。

10代20代にも起こる!ストレスによる抜け毛

10代や20代の若い世代にも、ストレスによる抜け毛は起こります。10代は元々ホルモンバランスが不安定なことに加え、受験や家族・友人との関係などからストレスを受けやすいのです。また、20代には、就職や仕事、将来のことなどによるストレスを抱えがちな世代と言えるでしょう。

ストレスによる抜け毛は回復するの?

ストレスによる抜け毛は、ストレスを解消することにより回復できるといわれています。ただし、ヘアサイクルの周期を考えると、新しく健康な髪の毛が生えるには早くて半年、長いと1年以上はかかることを覚えておきましょう。

ストレスによる抜け毛を回復する5つの方法

ストレスによる抜け毛を回復するためには、まずは原因となっているストレスを解消することが重要です。加えて、抜け毛を防ぐケア方法もおさえましょう。

趣味などリラックスできる環境でストレスを解消する

ストレスによる抜け毛を解消するためには、ストレスのない生活を送ることが理想です。しかし、現代人は家事や育児、仕事などに追われ、ストレスを受けない毎日を送るのは難しいかもしれません。ストレスを避けるよりも、ストレスを溜めないための工夫を考えてみましょう。

例えば、趣味に没頭したり、気の合う友人と食事に出かけたりすることは、気持ちをやわらげてくれますよね。その他にも、湯船にゆっくりと浸かる、好きな香りのアロマを焚いてリラックスするなど、リラックスできる環境をつくることが大切です。

自分に合ったストレス解消法を見つけ、ストレスが溜まらないように対処することを心がけましょう。

育毛剤で頭皮環境を整える

抜け毛が気になり始めたら、育毛剤の使用も視野に入れてみましょう。育毛剤には、頭皮の血流をよくしたり、髪に必要な栄養素を補ったりすることで、頭皮環境の改善に期待ができます。

栄養バランスのとれた食事を摂る

ストレスは精神的な問題だけではなく、身体も関係しています。体内環境がよくないと、ストレスが溜まりやすいともいわれています。そのため、身体を作っている普段の食事がとても大切です。バランスのとれた栄養を一日3食の食事で摂取し、健康的な身体を作りましょう。

抜け毛を予防するためには、次のような食材を日々の食生活で摂ると効果的です。

亜鉛が含まれる食材
髪の毛は、アミノ酸が結合した「ケラチン」というタンパク質でできています。ケラチンを産出する際に必要なのが、ミネラルの一種である亜鉛です。亜鉛は不足しがちな栄養素なので、牡蠣やあさり、レバーなどの亜鉛が豊富に含まれる食材から摂取しましょう。

乳製品
ケラチンの元となるアミノ酸も、育毛には欠かせない栄養素です。アミノ酸が豊富に含まれている乳製品を摂取しましょう。中でも、アミノ酸が凝縮されているチーズがおすすめです。

大豆食品
大豆食品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を持つ成分で、頭髪の成長を促す効果が期待できます。また、発毛を促す因子「IGF-1」を生み出す作用もあるとされています。

緑黄色野菜
血行不良による抜け毛を防ぐためには、血行を促進するビタミンAが豊富に含まれる食材を摂りましょう。しかし、ビタミンAの摂りすぎは、時に健康障害を起こしてしまう恐れがあるので注意が必要です。体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンを含む緑黄色野菜がおすすめです。

ナッツ類
毛細血管を広げ、血行を促進する効果が期待できるビタミンEも積極的に摂取したい栄養素です。ビタミンEはナッツ類に豊富に含まれています。

適度な運動を継続する

抜け毛対策の一環として、適度な運動もおすすめです。運動は、身体の新陳代謝を高め、老廃物を排出して血行をよくします。

ウォーキングや軽いジョギングなど、身体に負担がかからない程度の運動を習慣づけましょう。また、有酸素運動にはストレスを解消してくれる効果も期待できます。

正しいシャンプー方法でケア

抜け毛に負けない頭皮環境を作るためには、正しくシャンプーすることが重要です。毛穴に汚れが溜まってしまうと、髪に充分な栄養が行き届かず、抜け毛を悪化させてしまいます。

しかし、汚れを落とそうとして、洗浄力の強いシャンプーでごしごしと洗うのは控えましょう。頭皮への強い刺激は、必要な皮脂や水分まで奪ってしまい、かゆみやフケなどの頭皮トラブルを招いてしまいます。

頭皮にやさしい正しいシャンプー方法の手順は以下の通りです。
△1 シャンプーの前にブラッシングをする
シャンプーの前に髪をブラシでとくと、シャンプーの泡立ちがよくなり汚れが落ちやすくなります。

△2 38度前後のぬるま湯でしっかりと髪と頭皮を濡らす
熱すぎるお湯は頭皮の乾燥に繋がるので避けましょう。髪の毛についた汚れやほこりを取り除くつもりで、しっかりと予洗いをしましょう。

△3 シャンプー剤を手のひらで泡立ててから髪につける
シャンプーを直接、地肌にのせると、頭皮に負担をかけてしまいます。洗顔剤と同じように、シャンプーも手のひらで泡立ててから使うことをおすすめします。

△4 頭皮をマッサージしながら汚れを落とす
指の腹を使い、やさしく頭皮をマッサージしながら丁寧に洗いましょう。頭皮の血行がよくなり、抜け毛予防に期待できます。マッサージをする際は、爪を立てて頭皮を傷つけないよう注意して行いましょう。

△5 洗い残しがないよう、しっかりすすぐ
シャンプー剤のすすぎ残しは、頭皮トラブルの原因になります。シャンプーのぬるつきがとれても、成分が残っている場合があるので、洗う際には時間をかけて念入りにすすぎましょう。

まとめ

ストレスによって血行不良やホルモンバランスの乱れなどが起きると、抜け毛につながります。自分に合ったストレス解消法を見つけ、できるだけノンストレスをめざしましょう。さらに、抜け毛対策として、育毛剤の使用やバランスのとれた食生活、正しい洗髪方法、適度な運動なども上手にとり入れて、すこやかな髪を育みましょう。

この記事の監修ドクター
ドーズ美容外科 佐賀院 院長
田崎 公
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