抜け毛・薄毛の基礎知識

禿げる原因とは|薄毛になる前にはじめる対策方法を紹介

抜け毛・薄毛の原因と対策

男性が禿げる原因には、
◯AGA
◯血行不良
◯飲酒・喫煙
◯ストレス
◯遺伝
などが挙げられます。すでに薄くなりはじめていると感じている方でも、原因を把握してすぐに対策を始めることで、改善が期待できるでしょう。

男性が禿げる原因とは

男性が薄毛になる原因は、ひとつではありません。生活習慣や遺伝などさまざまなことが要因となり、毛根が髪の毛を生み出す力を失うことで禿げてしまいます。以下、薄毛になる原因について見てみましょう。

AGA(男性型脱毛症)

男性の薄毛の主な原因に、AGA(男性型脱毛症)があります。AGAの原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)です。男性ホルモンのテストステロンが、酵素の一種である5α-リダクターゼと結合することで発生するDHTは、髪の毛の成長を抑制します。成人男性によく見られる症状で、若禿げの多くはAGAの可能性があります。

頭皮の血行不良

頭皮の血行不良も、薄毛の原因のひとつです。頭皮には多くの毛細血管がありますが、この血管に栄養分が安定して供給されることですこやかな髪を保っています。しかし、血行不良で充分な栄養や酵素が行き渡らなくなると、髪の成長を妨げてしまうのです。

頭皮に合わないシャンプーや間違ったヘアケアはもちろん、血管を収縮させる喫煙なども、頭皮の血行不良につながります。

遺伝

実は遺伝も、薄毛に大きく関係しています。先ほど、AGAの発症は、男性ホルモンのテストステロンが5α-リダクターゼと結合することで変化するDHTが原因と解説しました。

この5α-リダクターゼの分泌量には個人差があり、分泌量が多いほどAGAを発症しやすくなります。そして、5α-リダクターゼの遺伝子は優性遺伝とされ、つまり親や親せきに禿げている人がいる場合は、子供も禿げる可能性が高くなると考えられています。

睡眠不足

睡眠不足は身体によくないことは知られていますが、髪の毛の成長にも大きな影響を及ぼします。髪の毛はタンパク質で構成されていますが、このタンパク質は成長ホルモンによって合成が促されます。成長ホルモンの分泌がもっとも活発になるのは睡眠時のため、良質な睡眠時間を確保しましょう。

あなたは大丈夫?禿げやすい生活習慣とは

禿げやすい人と禿げにくい人の差はどこにあるのでしょうか。それには、毎日の生活習慣が大きく関わってきます。禿げやすい生活習慣とはどのような習慣なのか見てみましょう。

飲酒や喫煙

タバコに含まれるニコチンやタールには、血管収縮作用があるため、頭皮の血行不良を起こす原因に。髪の毛に十分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。また、過度な飲酒も要注意です。アルコールの分解には多くの栄養が必要となるため、髪の毛や頭皮が栄養不足になることもあります。

運動不足

運動不足も全身の血流が悪くなり、頭皮環境が悪化。その結果、禿げやすい状態になってしまいます。

偏った食事

食生活も重要です。油っこい食べ物は皮脂の分泌を増やしてしまい、毛穴が詰まる原因となることも。高カロリーの食事や野菜不足、食品添加物の過剰摂取などは血流を悪化させます。コンビニ弁当や外食など、加工食品に頼りきりの生活は、禿げやすい食習慣と言えるでしょう。

このように、毎日の細かな生活習慣のひとつひとつが、髪の毛の成長に影響をおよぼします。髪や頭皮を健康に保つには、
○しっかり休息を取る
○喫煙や飲酒を控える
○生活を改善させる
ことが大切です。

禿げる前にはじめる正しい対策方法

薄毛にならないためには、どのような対策をするのがよいのでしょうか。薄毛になる前に始めたい、正しい薄毛対策のポイントをご紹介します。

育毛剤を利用する

薄毛の予防として育毛剤を利用する方は多いですよね。医薬部外品の育毛剤は、購入するときに医師の診察がいらないため、気軽に試すことができます。本格的な薄毛になる前に、頭皮環境の改善や髪の毛の健康維持を目的に抜け毛予防として使用することがポイントです。

バランスのとれた食事をする

バランスのとれた食事は、薄毛や抜け毛対策に効果的です。食事が疎かになると頭皮や髪の毛に栄養が届かなくなり、育毛が妨げられてしまいます。

髪の毛は主に、アミノ酸が結合した「ケラチン」というタンパク質で構成されており、ケラチンを産出するために必要な栄養素が「亜鉛」です。亜鉛が多く含まれている食材には、牡蠣・レバー・アサリなどがあります。

亜鉛は体内では作り出すことができないため、積極的に摂取することが大切です。亜鉛以外にも、ケラチンのもとになるアミノ酸が多く含まれているチーズ類、発毛を促す「大豆イソフラボン」が含まれた豆腐や納豆などの大豆製品も摂取しましょう。

食事だけで不足しがちであれば、サプリメントで補助的に摂ることも有効です。コンビニ弁当やスナック菓子などに含まれる「食品添加物」は血行不良や亜鉛の吸収を阻害する可能性があります。できるだけ控え、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

生活習慣を見直す

生活習慣の見直しも重要です。とくに、
○喫煙
○飲酒
○睡眠不足
の見直しは薄毛や抜け毛対策に効果的です。

頭皮に合ったシャンプーを選ぶ

自分の頭皮にあったシャンプーを選ぶことも薄毛対策のひとつです。強すぎる洗浄力のシャンプーは、頭皮を守る皮脂まで落としてしまい、頭皮環境を悪化させてしまうことがあります。

シャンプー選びのポイントとして、ラベルに記載されている成分表示を確認することです。
○ラウリル硫酸Na
○ラウリル硫酸アンモニウム
○ラウレス硫酸Na
などは強い洗浄力が特徴の成分ですが、その洗浄力で頭皮に必要な皮脂も奪ってしまい、フケやかゆみの発生に繋がることもあります。

薄毛や抜け毛対策には、頭皮への刺激が少なく頭皮にやさしいアミノ酸シャンプーをおすすめします。
○ココイルグルタミン酸Na
○ココイルグリシンK
○ラウロリルメチルアラニンNa
○ラウロリルグルタミン酸K
など、「~グルタミン酸、グリシン、アラニン」などがつく成分が配合されているかどうかを確認しましょう。

頭皮マッサージで血行を促進

頭皮の血行をよくし、頭皮環境を整えるために、頭皮マッサージを行うことも薄毛の対策になります。シャンプー中にマッサージを行うこともできますが、基本は髪の毛が濡れていない状態で指の腹を使い、以下の手順に沿って指圧しましょう。

△1指の腹を使って、頭全体を優しくもみほぐす
△2髪の生え際からおでこに沿って指を置き、頭皮を上下にゆっくり動かす
△3耳たぶを覆うように側頭部に指を置き、頭頂部に向けてゆっくり頭皮を引き上げる
△4頭頂部では指で円を描くようにマッサージ
△5頭全体を指先でリズミカルに叩く

マッサージを行うときは、手をきれいに洗い、爪を短く切り、清潔にしてから行いましょう。過度な力を加えると毛根や髪の毛が傷付くこともあるので、気持ちよいと感じる程度の強さでマッサージしましょう。

毎日5分ずつ継続して頭皮マッサージを行うことで、頭皮の血行改善が期待できます。

まとめ

男性が禿げる原因には、AGA・遺伝・頭皮の血行不良・生活習慣などさまざまな要因があげられます。薄毛や抜け毛になる前に、生活習慣やヘアケア方法を見直してみましょう。また、育毛剤は頭皮環境をすこやかに整えて薄毛や抜け毛を防ぐ効果が期待できます。将来のすこやかな髪のために、取り入れてみるのもひとつの手でしょう。

この記事の監修ドクター
ドーズ美容外科 佐賀院 院長
田崎 公
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