男性の髪の悩み

ハゲを予防するおすすめの対策方法7つ|シャンプー・食べ物・マッサージで早めのケア

男性の抜け毛・薄毛対策

男性がどうしてハゲてしまうのか、まずはその原因を特定しましょう。早期の段階で予防し、対策することは可能です。5年、10年先の未来にハゲてしまうのではないかと心配する前に、ハゲるメカニズムを知って、有効な対策を行っていきましょう。

 

男性がハゲる原因とは

男性がハゲるのは、抜け毛や薄毛が進行したものなので、原因や対処法は抜け毛・薄毛と同じだといえます。頭皮の栄養不足、ホルモンバランスの乱れなど、いくつか紹介するのでそれぞれの特徴を見ていきましょう。

 

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れが影響しハゲることがあります。食べ物や睡眠不足など生活習慣の乱れが、抜け毛・薄毛・ハゲの原因になるのです。
予防対策としては、過度のダイエットや不規則で偏った食事などを見直し、栄養バランスのいい食事を規則正しく摂るようにしましょう。栄養が不足することで、髪を育てる毛根や毛母細胞へ栄養が届かなくなります。そうなると、髪の成長が滞り産毛のようになったり抜けたりするのです。

 

紫外線による頭皮へのダメージ

紫外線が原因で抜け毛が増加したり、ハゲてしまったりすることも考えられます。頭皮も紫外線を長時間浴びることで日焼けのダメージを受けてしまいます。また、髪の毛も紫外線を浴びるとメラニンが分解されてしまい、色が茶色っぽくなったり、艶がなくなったりします。
これを光老化といいます。頭皮もダメージが進むと切れ毛、抜け毛、薄毛のほか、白髪の発生なども考えられるので注意が必要です。
光老化を防ぐには、帽子をかぶったり、ヘア用のスプレータイプ日焼け止めを使ってみたりするのがおすすめです。

 

ストレス

「ストレスでハゲる」といわれます。ストレスを受け続けたり、たまったままにしておくと自律神経の乱れが起こりやすく、副腎皮質ホルモンが分泌されることでストレスホルモンを増加させてしまい、睡眠に影響を与えることもあります。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうと、ホルモンバランスも乱れて、血行不良を引き起こすこともあります。

 

遺伝

遺伝によって抜け毛や薄毛、ハゲる可能性があります。母方の祖父がハゲていれば遺伝する可能性が高まるともいわれています。
ただし、薄毛の遺伝子を受け継いでいても、必ずしもハゲてしまうというわけではありません。遺伝も要素の1つで、生活習慣の乱れやストレスなどの要因も関わることがあり、生活習慣を改善していくことも大切です。

 

若いときの薄毛は治療すると効果がある?

若年者の薄毛は治療をすると効果が期待できます。20~30代の若ハゲ状態の若年者が、早いうちにAGAなどのハゲ治療を始めると、年配者に比べて治療の効果が出やすいといわれています。

 

5年後の髪の毛のためにおすすめのハゲ予防対策

ハゲないためには、気になり始めたときがはじめ時。思い立ったら早めに対策していくことが大切です。

 

栄養バランスのとれた食事

バランスのとれた食事を摂ることはとても大切です。髪の毛は「ケラチン」という「硫黄」を含んだたんぱく質でできているため、分子内に硫黄を含む「含硫アミノ酸」を多く含むたんぱく質を積極的に摂ると良いでしょう。アジ、サバ、イワシ、サンマ、白身魚、ササミ、チーズ等の乳製品。また、豆腐、納豆などの大豆製品を成人1日55g~70gを目安に摂取するとよいでしょう。
さらに、亜鉛はアミノ酸の合成をサポートしてくれるので、牡蠣、レバー、たらこ、アーモンドなどもおすすめです。
一方で、スナック菓子やインスタント食品、甘いお菓子などは皮脂の過剰分泌を引き起こすため、食べすぎに注意しましょう。

 

睡眠をしっかりとる

髪の毛が成長するには、睡眠中に分泌される成長ホルモンが作用します。ゴールデンタイムといわれる入眠から3~4時間後に、質の良い睡眠を確保することが大切です。睡眠の質が良くなれば、生活習慣の乱れも徐々に改善できるでしょう。

 

ストレスをためない

ストレスでハゲないためには、ストレスをこまめに解消しましょう。趣味の時間を大切にしたり、自由な時間を持つ、またリラックスできる場所で過ごしたり、音楽を聴いたりすることもいいでしょう。適度な運動はストレスにも血行改善にもいいです。

 

タバコやアルコールは控える

タバコやアルコールも頭皮へ悪影響を与えます。喫煙によって血行が悪くなり、必要な栄養が髪まで届かなくなる原因に。また、過度なアルコール摂取は、分解に多くのビタミンCを消費してしまいます。髪や頭皮を健康な状態に保つためには、禁酒・禁煙したり量を減らしたりすることも、選択肢のうちにいれましょう。

 

頭皮に合ったシャンプーを選び正しく洗う

ハゲの予防対策におすすめのシャンプーはあるのでしょうか?ここでは、シャンプーの選び方と洗い方を紹介します。
シャンプーはその洗浄成分によって大きく3種類に分けることができます。ドラックストアなどで手に入る市販のシャンプーに多いのは、高級アルコール系シャンプーで、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムが配合されたものです。洗浄力が強いので、頭皮への刺激も強くなってしまいます。
石けん系シャンプーは石けんと同じような成分から作られます。石けんと同じくアルカリ性で、肌に合わないこともあります。その場合は使用を中止しましょう。
アミノ酸系の洗浄成分で作られているのがアミノ酸系シャンプーです。刺激が少なく、肌に優しいので、皮脂を取りすぎないでやさしく洗えます。
敏感肌や乾燥肌の方、抜け毛が気になる場合は、アミノ酸系シャンプーを選ぶようにしましょう。

 

頭皮マッサージをする

頭皮マッサージは、頭皮の血行を良くしたり、頭皮を柔らかくしたりする効果が期待できます。毛穴の汚れも取れやすくなり、育毛剤などの成分が浸透しやすくなったり、髪と頭皮に必要な栄養を届けやすくなったりします。
また、マッサージによって
○リラックス効果
○ストレス解消
○肩こりの解消
なども期待できます。簡単なマッサージの方法を以下で紹介します。

○1濡れていない状態の頭皮を、指の腹を使って、頭をつかむようにしてやさしく全体的にもみほぐしていきます
○2生え際から頭頂部へと引き上げて、指先を頭皮に当ててトントンと全体を叩きます
○3首の付け根、襟足にあるくぼみに人差し指、中指を両手ともに置いてから、顎を上下させます

マッサージは、5分程度を目安にして数回繰り返します。

 

育毛剤で頭皮環境を整える

育毛剤は、発毛剤のような医薬品ではないため、毛を生やす効果はありません。ただし、頭皮を健やかに整え、薄毛や抜け毛を防いだり丈夫な髪を育てたりする効果があります。これらの効果が認められた有効成分が配合されている、「医薬部外品」の育毛剤を選ぶとよいでしょう。

 

まとめ

5年後、10年後の未来にハゲることがないように、早めのうちに対策を始めていきましょう。そして、若いうちのハゲ治療は効果があることもわかってきました。状態を知って適切な対策方法を行っていきましょう。

この記事の監修専門家
エステティシャン、スキンケアマイスター、毛髪診断士、サロンオーナー
山口 史恵
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